A Little about Us...♡
はじめまして。
(on 2007-06-04) 東京で2004年9月に知り合ったわたしたちは、ゆっくりとした交際を始めて、はや3年半。その間、たくさんの出来事や時間を共有して現在に至ります。似たような感覚を持っていることから、お互いに対する理解度は確実にアップしているはずですが、未だに不思議に感じていることやおかしなことも沢山あり、一緒に笑ったり泣いたり、わたしたちは普段はとにかくグーフィーなカップル(でも、一緒にいると落ち着くようなので、いいのかな?)です。 全然違うタイプの2人ですがどうやら、相互補完関係にあるみたいです。 '07年5月20日に婚約しました。婚期は未定ですが、 "Thru' Thick and Thin" を共にする約束です。 :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-: ■たまご(♀) * 現在、東京在住 * やぎ座、O型(+) * 動物占いはペガサス。 * 低温動物です。夜型。 * 完全なる文系。 * 放浪癖がありましたが、ちょっと落ち着いてきました(遊牧民と言うよりはヴァガボンド)。帰国するまで、簡単にいえば政経系、特に西アフリカ(サハラ以南ブラック・アフリカ)に関する研究をしていました。 何の因果か、今は現代アートに携わる仕事をしています。 * Hip-Hopを聴くこと、映画を観ること、読書をしながら眠ること、食に関すること(食べること、料理全般)、 アロマセラピー・リラクセーション、海と太陽が大好きです。 【ゾオの第一印象】 Old-School Gentleman (古風な紳士) ■ゾオ(♂) * アフロ=アメリカン * 現在、横須賀在住 * やぎ座、AB型(-) * 動物占いはオオカミ。 * 常に体温が高め。朝型。 * どちらかというと理系。 * 「世界を視たい」一心でアメリカ海軍(U.S. Navy)に入りました。外国文化に興味津々、これまで数え切れないほどの国々を訪れたけれど、長期にわたる国外滞在は日本が初めてです(「風の吹く方向へ」タイプ、かなりの遊牧民)。 * フットボール(出身地テキサス州ダラスのCowboysが#1といって憚りません)を含めたスポーツ全般、 音楽・映画鑑賞、車に関すること(ドライヴ、メカいじりの両方)、甘い物(南部の男の子です)、自然と星が大好きです。 【たまごの第一印象】 Independent Woman (自立した女性) :-:-:-:-:-:-:-:-:-:-: 以前の記事
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先日、大喜びで「Turnover!」と書きましたが、実は困ったことになってしまいました。今週の頭にはゾオが『リリーフ』と呼ぶ(野球みたいです)引継ぎがアメリカ本土からやってくることになっていて、引継ぎさえ終われば晴れてお引越し!ということだったのですが・・・
その『リリーフ』が健康上の一都合にて来られなくなりました。 ・・・・・・。ほへぇ(溜息)、という感じです。おいおい、last minute ですぜっ。 幸か不幸か、わたしは、こんなどんでん返しにも(繰り返し起きているため)慣れてきてしまいました。もしかすると、こんなことでいちいちヤキモキしていると、早死にしてしまいそうだからという理由による「ただの防衛本能」なのかもしれません。正直なところ、ゾオに怒鳴り散らしたりすることもしたくありません(=疲れたンです・・・)。 というわけで、このようなニュースを聞いてもヘイチャラ・・・と一蹴してしまえるわけではありませんが、まぁ相対的なスケールで言うと結構ヘイチャラです。男性のゾオとしては、わたしの怒り狂った顔を思い浮かべるのか、どうもあまりこういうニュースを上手に受け止めることが出来ないようで、またまたすごい時間帯に長いメールを書いてきました。 「今朝、本国から連絡があって・・・(中略)・・・パーソネルオフィス(人事)は、リリーフが来日して引継ぎをちゃんと終えない限り、次の異動先には行けませんと言ってきました。リリーフの代わりのリリーフは、4月から9月の間に来るとのことですが、それまで待っていることは僕には到底出来そうにありません。今後のことをたまごと考えていくためにも、今朝は横須賀のリーガルオフィス(法務)に行って状況責任をはっきりさせて来ます。その上で、order が取り消しになって、また新しい order になるのか、ましては自分が navy に居続けるべきなのか、アメリカに戻って就職活動をするのか、それともリリーフが来ないまま、この new set of orders の記載の通りのPCS、現行でどうにかなって下船できるものなのか、色々見極めて考えて来ます・・・(中略)・・・この状況がクリアになるまで、いま一生懸命2人で決めたゴールに向けて働きかけていることや、やっている全てのことを一旦中断することにします。たまごとの結婚に向けてのステップも、色々とにかく中断です。君を幸せにする約束をしましたが、次に何が起こるのかわからないため、とにかく中断します。それは、このことがクリアにならないと、前に進めないからなのです。ごめんね。本当に心から謝ります。v/r, ゾオ」 ・・・うぅっ、メール。一方的です。しかも「"very respectfully" 締め括り」(=ビジネスメール・テンプレート)! 以前も書きましたが、ゾオは目の前にあることしか考えられない、というか見えないよう(「ゾオ=象さん」ではなくて「お馬さん」のようです、と以前書いたことがあります)。それとも、わたしがただ単にドンカンになってしまったのでしょうか・・・。一応、「全てはパースペクティヴ(ものの見方)の問題よ。please don't lose your head. look at the big picture, and think hard. 自分をメロドラマの主人公と思い込まないようにしてね」 とだけは言ってみましたが、馬耳東風っぽいです。るるるるる。 今夕仕事の帰り、たまたま普段とても良くしてくれているボスとオフィスを一緒に出たので、こんなことになっているの、と状況をちょっとだけ話しました。すると彼女はわたしに、 「ねぇ、たまごちゃん、ゾオくんはリーガルに行って怒鳴り散らしたりするタイプじゃないよね。多分貴女の眼には彼が完全な"mess"の状態と映ったとしても、ゾオくんは理性を失くして、話し合いが出来なくなったりする人格の持ち主とはわたしには思えないけど・・・。優しいっていうだけじゃなくって、ほら、彼っておっとりしているじゃない?世の中には、いくら嘆いてもギャアギャア喚いてもどうにもならないことって沢山あるから、彼のオフィスの人々の態度や、対処方法や、ゾオのトラブルシューティングの方法や色々なことを決めるのに時間をあげて、ゆっくり待ってあげたら?」 と言ってくれました。そうなんです、ゾオは感情に任せて物にあたったり、人に怒鳴り散らしたりはしないタイプ。そしてボスが言うように、どちらかというと「おっとり」タイプです。でも、独りでドラマを抱えているおっとりさんなだけではなく、窮めてマイペースです。そんなときに想うのです。わたしって、結構「ユアペース」。昔であれば「わたしがリーガルに行って話をしてあげる!」とでしゃばっていたかもしれないわたしですが、やっぱり、ゾオの考えなければいけない issue とは(当然わたしにも影響してくるわけですが)、究極を言えば、ゾオ個人の問題。わたしは部外者なのに、自分の想うように、希望するように物事を対処しようと願うあまり、proactive に動いたり、つべこべと intervene したり meddle してしまったりすることを、昔の過ちから潜在的に嫌っているのかも、と自己分析をしています。既にパニック状態のゾオを、更に追い詰めてしまいたくないんだろうな、と漠然と感じている今日この頃。 こんなわたしの出した結論としては・・・難しいのですが、ゾオなりにこの問題を消化(昇華といった方がいいのでしょうか)して、わたしにあとで経緯を話してくれればいいかしらん・・・?とかなんとか、ただ、ぬぼーっと想っているここ数日・・・。それにしてもわたしたち、何に向かっているにしても、とにかく本当に長ぁい長ぁい、道のりなんです(うぇーん)。 #
by hypfatima
| 2008-02-29 00:14
| プロセス
さてさて、一応、ひとつだけ皆さんにご報告があります。
来る1、2ヶ月の間に、ゾオのキャリアには遂に! PCS (以前も書きましたが、「転勤」のこと。)が起こります。とはいっても、転勤先は海上勤務から陸勤務になるというだけで、アメリカ本土に戻ったりするわけではありません。 でも、本当に大丈夫かしらん?と疑心暗鬼なわたしです。というのもゾオのいる組織は、物事は、それがキャリアのことであろうと何であろうと、起こって初めてそれが "fact" となるのでした。まぁ、仕方がないのですけれど。 とにかく、上記の通りうまくいけば、引越しや何やら、色々避けられない手続きが起こるわけです。なので、実際にその手続きが始まった際に、また詳細を必ず書いていきたいと想っています(・・・うっ、ごめんなさい。でもここまで来るのも長かったのです・・・)。何れにしても、これだけ時間をかけて決めてきたので、時間切れの感もあります。well, it shouldn't take that long at this point. そして、ヴァレンタインズ・ディ明けの今週、頭からゾオの Turnover(引継ぎ)が始まる予定でしたが、時間に猶予がないとある緊急のオペレーションに関して総揚げで考えを練っているようで、彼らみんなで頭をいっぱいにしている雰囲気がうかがえます。四六時中、色々大変なことばかりでまぁ、ご苦労だこと、と想ってしまいます・・・でも、頑張って、ゾオ。 Today's Extra: トップ画像を変更しました♡ #
by hypfatima
| 2008-02-20 19:06
| プロセス
2月7日はわたしの大好きな Jay Dee = James "J Dilla" Yancey のお誕生日(生きていたら34歳!)です。
...my heart goes out to him; happy birthday darling. i'm still wearin' "We Love Donuts, Too!" tee, embracing your legacy (listenin' to "So Far to Go" right about now) missin' you and everything!!! そして、久しぶりに素敵な友達(DJ)からメールが来たかと思えば、彼が出演する予定の Tribute パーティのインヴィテーションでした。ゲストは何と、Little Brother の Phonte 。 東京にいるわたしは残念ながら無理だけど、5ボロウのうちの1つはブルックリン。NY付近にいらしたら、是非足をお運びください(↓)。楽しいパーティになること、間違いなしです♡ Rare Form Presents DONUTS ARE FOREVER 2 Friday, February 8th, 2008 @ Southpaw 125 5th Avenue (btw Sterling & St. John's) Brooklyn, NY | www.spsounds.com Doors open 10pm, 21+ w/ ID please 2 FLOORS OF MUSIC provided by DJ BRAINCHILD BILL SHARP OP! AKALEPSE plus live and direct from Detroit / LA DJ HOUSESHOES and your host for the evening PHONTE of Little Brother live art by SLANG FLY LADI DI LIMITED EDITION / EXCLUSIVE DAF2 commemorative tees courtesy of IHMDJ! $5 MINIMUM DONATION (more encouraged) proceeds go to benefit the Alliance for Lupus Research also brought to you by Okayplayer | www.okayplayer.com Fusicology | www.fusicology.com Brooklyn Bodega | www.brooklynbodega.com Miss Nelch | www.myspace.com/nicolenelch Dork Mag | www.dorkmag.com Wax Poetics | www.waxpoetics.com Twelve Tribes #
by hypfatima
| 2008-02-08 00:35
| 趣味のこと
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。去年はありがとうございました。
「気まぐれゾオ」と書きながら、わたしこそ気まぐれな更新の状況ですが、またゆっくり書いていくつもりです。お時間のあるときにでも是非遊びに来てください♡ 読んで下さっている皆さんはわたしにとって、実はとっても大事な存在なのだと想います。そして併せて叱咤激励もお待ちしています! 今年は一波乱ありそうな予感がしています(去年の終わりごろから予兆がありました)。もうすでに色々なことが(いいことも、悪いことも)起き始めています。でも、波に押されすぎないように、あとで後悔しないように、困難には負けないで頑張ります。 みなさんの今年の一年間が幸せと輝きに満ちたものでありますように。 そしてどうぞ、宜しくお願い致します。 そうそう、そして、新年早々「おみくじ」を引きました。結果はなんと、大吉!樹には結び付けず、持って返ってきました。嬉しいので写真に撮ってこちらに掲げてしまいます~ (でも、常日頃からひとつだけ、不思議に想っていることがあります。大吉なのに「待人 来ません」って書いてあるのは、一体どういうことなのでしょうか・・・。) Today's Extra: Too many カガミモチ・・・と、新年の抱負。 #
by hypfatima
| 2008-01-05 00:03
| ごあいさつ
12月初旬ある平日の夜は、真夜中過ぎ。わたしはオフィスにいました。仕上げなければいけない原稿がまだ残っていて、どうしようかと思いながら、それでもヘッドフォンで音楽を聴きながら必死で原稿を書いていました。行き詰まったわたしは気分転換にと、いつも読むhip-hopのニュースページを開きました。Huh? そして、一瞬にして地獄に突き落とされたような気持ちになりました。
UGK Rapper Pimp C Found Dead at Hollywood Hotel Room UGK(Underground Kingz)という、テキサス州ポートアーサー出身の、歳のころは30代のデュオがいます。1人はBernard “Bun B” Freemanという、低く太いマスキュリンな声のMC。対照的にもう1人はChad “Pimp C” Butler、ものすごくしなやかなフロー、とにかくフランボイヤントなスタイルを誇る甲高い声のMCです。このデュオは、南部(特にテキサス州はヒューストン)という場所のヒップホップを牽引してきたレジェンド的存在と言われています。 これだけだと何もわからないと想いますが、とにかく、わたしは、そのデュオの1人、Pimp Cがホテルのベッドで亡くなっているのが見つかった、というニュースに衝撃を受けて、半疑のまま何度も何度も記事を読みました。bad jokeだとの思い込みがなかなか拭えません。「嘘よね?」と以前お友達になった、UGKの地元出身のEという男の子にメールを出しました。すぐに返信が来ました。 “yeah... it really sucks... somehow pc [pimp c] was really one of the most free feeling people around...” その後震える手でゾオにその記事を転送しましたが、最早仕事が手につかなくなってしまって放心状態のわたしは、その場に呆然として坐っていただけでした。 Pimp C Is Dead (Village Voice) 数日前にパフォーマンス/ライヴを終えて、家族の元へ戻ることになっていた筈の本人から、何の連絡もない家族が心配をしてホテルに電話をし、警察が彼の宿泊していた部屋へと駆けつけたところ、ベッドの中で亡くなっていたのだそうです。33歳でした。死因としては、銃で撃たれたというような他殺とは考えられておらず、多大な事件性は見られないそう。いまのところ自然死だというのが最も有力な線のようです。 銃弾に倒れたり、エイズを含めた重病で亡くなったり、hip-hopアーティストの死は初めてのことではありません。でも、今回のPimp Cの死去のニュースは、数年前の天才プロデューサー、J Dillaの死(彼はLupusという重病で亡くなりました)とは違う意味でのショックで、暫くこころの折り合いがつきませんでした。わたしにとって、ここ数年、特にゾオと出会ってから、UGKは極めて身近でパーソナルな存在となりましたが、どうしてそうなったか、自分の心中でも全く整理がついていませんが、今日はちょっと纏めて書きたいと想います。 数年前の春、都内でErykah Baduというシンガー(Hip-Hop/R&B)の来日時パフォーマンスを観ました。予定の時刻より遅れてきた背丈の小さいエリカは、ロング・アフロでステージに出て来ました。そして、黄色いTシャツを着ていました。そのTシャツには白のフェルトで、 Free Pimp C とあります。わたしたちの目には、「C」の文字が三日月のかたちに映り、「Free Pimpだなんてクールすぎる(そのときは不特定多数、一般的なPimpを自由にしてあげよう、という意味だと勝手に理解したのです)!」と親友と笑ったエピソードがありますが、数ヵ月後気付くのです。 ・・・テキサス州はダラス出身のエリカが、そのとき投獄されていたPimp Cのためのムーヴメント「Free Pimp C」のスローガンTシャツを着ていたのだということを(E、写真使わせてね)。 Pimp Cは、拳銃を不当所持していたとして控訴されたあと、裁判所から言い渡されていた刑罰の一環であったコミュニティ・サーヴィスを怠り、2002年に投獄されました。当初は小規模、ローカルレヴェルに限定されていた「Free Pimp C(このムーヴメントを開始したのはUGKの相方、Bun Bでした)」の渦は、歳月を経て次第に大きくなっていきます。そしてこの渦が段々大きくなっていきます。活動を止めることをしなかったBun B は、1人で客演をしたりもしましたが、トラックには必ず「Free Pimp C」というヴァースが入っていました。あくまで2人でUGKなのだ、という確固たる姿勢が顕われていました。テキサス州出身の、結束力のある新しい世代のMCたちはそれに倣い始めたのです。ヒューストンを中心にどんどんこのスローガンは拡がって行きました。そうなると後は早く、この物語が都市伝説になるのに時間はかかりませんでした。塀の外でPimp Cを待ち続けていたBun Bはテキサスの若いMCたちの頂点に立つ兄貴分として、またデュオとしてのUGKは真のlegendaryな位置づけを確立。そして遂に、Pimp Cは2005年の冬、釈放されるのです。 ・・・とはいっても実は2000年に、ニューヨークはブルックリン出身の大スターMC、Sean “Jay-Z” CarterがUGKを客演に迎えたヒット曲"Big Pimpin’"が生まれ、テキサスの一デュオであったUGKの知名度が一気に上がった、ということがありました(Jay-Zの先見の明には舌を巻きます)。わたしはそのときニューヨークに住んでいました。女友達のTが帰宅するや否や、この曲を部屋で聴いているわたしに向かって「路上の車から大音量でこの曲が流れてたよ。ヘンなビートが、頭から離れない」と言ってその曲のメロディ/ビートを口ずさんでくれたこともあった(Would ya remember that at all, T?)くらいユニークなトラックでしたが、メインストリームに「sell out」することによりコアなファンを失うことを懸念したPimp Cはこの客演を当初は渋っていたらしいことを後から知りました。 ただの田舎出身のMCデュオではないことは、トラックのセンスや、掛け合いの独自性でわかりますが、彼らにはミュージシャンシップと、ソウルを感じます。UGKとして釈放後出した2枚組みのアルバム「UGK: Underground Kingz」はUSチャートで1位にもなりました。Pimp Cは、ジャズ・ミュージシャンの1人息子でした。音楽にかける熱意はすごかったようで、ティーンネイジャーの頃から音楽で生きて行くことを決めていたそうです。同級生、Bun Bとユニット「UGK」を組んで早くも、約20年。Bun Bの言葉にして、「当時、16歳にして自らのステージネームをPimp Cと決めたんだぜ、昔からPimpは、Lithe(しなやか、粋)なヤツだったんだよ」。 ゾオは実は、テキサス州のダラス出身です(前述のわたしが大好きなアーティスト、Erykah Baduとは同郷です。歳も一緒。ゾオはErykahに関する素敵なエピソードを沢山聞かせてくれます。また折をみて紹介します♡)。わたしの青春(!)が、A Tribe Called Questの"Bonita Applebum"だとすれば、ゾオの青春は、UGKの"Pocket Full of Stones"です。帰国したばかりのゾオと久しぶりに都内のホテルで寛いでいたとき、ゾオのiPodを繋いだスピーカーから流れてきたのはやっぱりUGK。そして彼は初めてUGKのミックス・テープがストリートに流出し始めた頃の記憶をわたしにとくとくと言って聞かせるのです。Pimp Cの死亡のニュースはそれから1週間もしないうちの、直後のことだったのでした。タイムリーというか、胸にぐさりと何かが刺さったような気持ちでした。 12月はそんなこんなでわたしはひとり、心中で喪に服していました。Bun BがヒューストンのラジオでのPimp C追悼プログラムに出演したときの放送録音がウェブにアップロードされているとゾオに言われて(凄まじいダウンロードの数です)、聴いてみました。Hip-hopの本質、本流が、南部にも間違いなく流れていることが身に沁みてわかりました。胸を打ちました。というのも、相棒のBun Bは大きな男のひとなのです。太くて低い声のBun Bが嗚咽を上げて笑い泣きをしながら、UGKの想い出話をしているのです。 Pimp C死亡のニュースが拡がった直後、知り合いでもないのに、ニューヨークはStaten Island出身の大所帯Wu-Tang Clanのリーダー格のRZAが、自分にお悔やみの連絡をくれたこと。これはあまり知られていないけれど、いまは亡きメンバーODB (Ol’ Dirty Bastard)がRZAの血の繋がった従兄弟であったこと、そして彼が亡くなったときのエピソードをBun Bとシェアしたいと想ったことを理由に、「君は独りじゃないから頑張れ」とわざわざ、"reach out" してくれたのだそうです。プログラムのパーソナリティたちも一緒に笑ったりしながら対話をしています。こうすることで、みんなこころに受けた傷を癒して喪失感を乗り越えていくんだな、と想ったら、胸がいっぱいになりました。わたしもウジウジしていられません。 ゾオと同じ、ゆったりとした話し方と訛りが印象的なBun Bが「UGKは、Pimp Cと2人で築き上げてきたムーヴメント。残念ながら特定の誰かとユニットを再結成する可能性はないけど、これからはパートナーはみんなだから、よろしくね」と最後に言っていましたが、彼が亡くなって、ファンや、周りのMCたちが色々なところで声を上げています。 (↓Trillとは、テキサス発祥のスラングですが、TrueとRealの掛け合わせ。Too Realの略だよ、というひとたちもいます。"Keep It Real"という一般的な言い方の代わりに、"Stay Trill"とか、"King of the Trill"とかいう風に使います) We gon' hold you down, Trill ni***z don’t die -- UGK 4 Life! わたしの誕生日は今月の26日、そしてその2日後の28日はゾオの誕生日。 そして今日の12月29日はPimp Cのお誕生日。彼が生きていたら、34歳になっていました。 Today's Extra: 「サンプリングつながり」 #
by hypfatima
| 2007-12-29 11:58
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